建物区分所有権(マンション法)|用語集

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建物区分所有権(マンション法)

質問マンションや集合住宅の場合のエレベーター等の修理の場合費用負担等はどうなるのか。

通常マンション棟の規約によりますが、一般論を解説します。

マンションや集合住宅、集合オフィスは共用部分が存在します。 共有部分は区分所有全員の「共有」になります。 各共有者はその共用部分をその用法に従って使用することが出来ます。 共用部分の持ち分についてはその割合いは専有部分の床面積の割合によります。

  • 共有部分:廊下や階段、エレベーター、管理室、ごみ収集場等
  • 専有部分:区分所有権の目的となる建物の部分(マンションの一室やオフィスの一室)

共用部分の費用負担は規約に特段の定めがない限り、持分の割合に応じて負担することになります。 つまり、集合住宅や集合オフィスの共用部分は持ち分に応じてその負担義務が生じることになります。

共用部分のエレベーターのイメージ
  • 変更の場合(例えば階段をエスカレーターにする場合)は区分所有者及び、議決権の4分の3以上の多数決で決定することになります。

この記事の監修者

岡田 卓巳オカダ タクミ

弁護士

弁護士。早稲田大学法学部卒業。東京弁護士会所属。不動産の共有関係解消など相続と不動産分野の案件へ積極的に取り組む。主な著書に「一番安心できる遺言書の書き方・遺し方・相続の仕方」「遺言書作成遺言執行実務マニュアル」など。

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