共有不動産とは|用語集
共有不動産とは
意義:共有(名義)不動産とは、一つの不動産を「持分」という割合で複数人の共有者が持ち合う状態を言います。

解説
共有不動産とは、「共有」状態ある「不動産」のことを言います。各々が持分割合の範囲で所有権を持つことであり、一つの不動産の「どこの部分を所有する」というものでは原則ありません。
共有不動産は相続にて取得した親族間の土地・建物に多く、親族で持分登記をしている場合が多いです。(連合登記)また、遺産分割が未了で被相続人名義のままで放置されている共有状態や、親子・兄弟姉妹・夫婦間などで資金を出し合って購入する共有不動産もあります。
なお、複数人で不動産を買う場合は、自己資金・住宅ローン借入金も含めて、出資額割合にて持分登記をしておかないと贈与として課税されることがありますので注意が必要です。
ご自分の共有不動産の価値を知っておきましょう
この記事の監修者
代表取締役 /
宅地建物取引士
CENTURY21中央プロパティー代表取締役。静岡県出身。宅地建物取引士。都内金融機関、不動産会社を経て2011年に株式会社中央プロパティーを設立。共有持分を始めとした相続トラブル・空き家問題の解決と不動産売買の専門家。主な著書に「[図解]実家の相続、今からトラブルなく準備する方法を不動産相続のプロがやさしく解説します!」などがある。