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競売の取り下げができた事例

共有持分アドバイザー香月が担当しました「事例でわかる共有持分」として、山口県下関市のマンション共有持分をお持ちのK様の相談内容と解決内容。

ご相談内容

相続で自宅(マンション)の共有持分を姉と持つことになりました。姉は嫁いでいるので、自宅は私と家族で住んでいます。8年前にリストラの煽りを受け、計数百万のマンションの管理費・修繕積立金を滞納してしまうことになり、マンション管理組合から自宅を差し押さえられ競売を申し立てられる事態になりました。

任意売却のことを知りましたが、競売前に自宅を売って、滞納している管理費等を支払っても手元にはお金は残るとは思いますが、引越しに伴い、子供の学区の問題もあるし、なにより、共有持分がある姉の了承も必要になってきます。
何とか、住み続けられる方法はないものでしょうか。

ポイント

  • 競売落札後、残りの共有持分はどうなってしまうのか。
  • マンション管理組合との交渉により、請求金額の減免は可能か。

解決までの流れ

自宅の市場価格を調査しましたが、ご相談者様の共有持分のみを売却すれば管理費等を全額返済できると判明しました。結果、マンション管理組合と交渉を行い、滞納利息を免除していただいた金額で合意が取れ競売の取り下げ、また、投資家による買取金額を差し引いても、お手元にお金も残すことができました。

お姉さまの共有持分も残すことができ、投資家(買主)へ家賃相場の半額のみをお支払していただくことでご契約させていただきました。

競売に至っても、最後まであきらめず、まずは、専門家に相談することが大事ですね。ご相談者様の笑顔が忘れられませんでした。

この記事の監修者

松原 昌洙マツバラ マサアキ

代表取締役 /
宅地建物取引士

CENTURY21中央プロパティー代表取締役。静岡県出身。宅地建物取引士。都内金融機関、不動産会社を経て2011年に株式会社中央プロパティーを設立。共有持分を始めとした相続トラブル・空き家問題の解決と不動産売買の専門家。主な著書に「[図解]実家の相続、今からトラブルなく準備する方法を不動産相続のプロがやさしく解説します!」などがある。

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