買取業者と仲介業者の違い2|共有持分を売却する方法|その他
買取業者と仲介業者の違い2
目次

事例その1
質問色んな会社のホームページを見ていると、「当社はどこよりも高く買取ります」と記載している所ばかりです。
本当に利用する不動産会社によって売却価格はそこまで変わるのか、甚だ疑問で仕方ありません。
この点は、実際のところいかがでしょうか。

詳細解説
実際のお客様の声をご紹介
当社へご相談頂いた実際のお客様の声をご紹介致します。
事例
Aさんは横浜市の築20年のマンション(4LDK)を共有持ち分1/5所有していましたが、売却したいと考え、不動産業者甲に相談したところ、その査定額は「400万円」と提示を頂きました。
本当にこれが適切な金額か分からず、他の不動産業者を探していたところ、中央プロパティーさんのホームページを見つけ相談させて頂き、結果としては、「1,120万円」の価格で売却することができました。
なぜそこまで差が出たのか
事例のケースでは、なんと「720万円」の差の開きが出たのです。”事例の話は本当??” 、”そんなうまい話ある訳が無い”と思われる方もいるかもしれませんが、これは実際のお話です。
では、なぜ売却価格が異なるのか、その理由を解説していきます。

買取業者の特徴
Aさんが最初に相談した不動産業者甲は、共有持分を扱う専門業者でしたが、その形態は、売主から不動産を買い取り、第三者へ売却し、その差額を利益とする不動産買取業者でした。
不動産買取業者の場合にはその、対象となる不動産を「いかに安く仕入れるか」に力を注ぎます。というのも、安く仕入れることができれば、できる程、転売による利益は大きくなり、ひいては不動産買取業者の利益も大きくなるためです。
- 要はブランド品の買取業者と同じ仕組みという事です。
「どこよりも高く買取ります!」と謳っていても、実際は不動産買取業者同士を比べてみるとそこまで大きな開きはありません。
専門仲介業者の場合
一方で、専門仲介業者の場合には、直接不動産を買取るわけではなく、買取ってくれる第三者を仲介する形になります。そのため、売主・買主のどちらに傾聴することなく、客観的に話を進めてくれます。
また、不動産買取業者・仲介業者のどちらの場合でも、査定額を提示され、そこで納得がいくのであれば、売却、というように話は進んでいきます。
ただ、実際には不動産買取業者による査定額は「査定額」というより不動産買取価格の提示(安く買って、高く売る)になります。
一方の専門仲介の場合には、物件適正価格を評価し査定を行い、第三者への販売活動を行っていきます。
仲介業者は独自のルートで投資家などの売却ルートを持っており、買取業者では成しえない投資家の人々に物件を買い取ってもらえることができます。

だからこそ、仲介業者を利用する方が不動産を高く売却できる可能性が高まるのです。もちろん、仲介業者だからといって全てがそのような訳ではありません。
当社は、仲介専門業者として高額売却の実績が多数ございます。また、「仲介業者ということは、仲介手数料が高くかかるのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが、売主の仲介手数料はかかりません。買主が手数料を負担してくれ、売主が仲介手数料を負担することは無いので、ご安心ください。
上記の<事例>でも売却価格に大きな差が出ましたが、利用する業者によって売却価格は顕著に異なることがあります。(価格以外の面も異なる所がありますが、それはまた違う所で解説致します)その相談先が非常にポイントとなります。
この記事の監修者
代表取締役 /
宅地建物取引士
CENTURY21中央プロパティー代表取締役。静岡県出身。宅地建物取引士。都内金融機関、不動産会社を経て2011年に株式会社中央プロパティーを設立。共有持分を始めとした相続トラブル・空き家問題の解決と不動産売買の専門家。主な著書に「[図解]実家の相続、今からトラブルなく準備する方法を不動産相続のプロがやさしく解説します!」などがある。