住宅ローン控除とは|用語集
住宅ローン控除とは
意義:住宅ローン控除は、正式には「住宅借入金等特別控除」といい、税制上、税額控除のひとつとなっています。税額控除なので、「住宅ローン減税」と言われることもあります。
解説
マイホームを購入する際に住宅ローンを借り入れていた場合、一定期間にわたってローン残高に応じた金額が所得税から差し引かれる(還付される)というものです。
税額控除とは、社会保険料控除や生命保険料控除など、所得税を計算する前に差し引かれる所得控除とは異なり、計算された所得税から税金が差し引かれ、納め過ぎた税金が戻ってくるというものです。
条件としては、控除を受ける年の合計所得金額が3,000万円以下であること。そのほか、居住用の不動産取得に限定されます。
- ただし床面積の2分の1以上が居住用であれば住宅ローン控除が適用されます。
床面積の半分までは店舗や事務所利用、貸家でもOKということです。
床面積について
税制上の床面積は「登記簿記載の面積」で、販売資料や売買契約書に記載された床面積とは異なります。50平米に満たなければ適用外となりますので、取得の際は登記簿面積を確認しておくことが重要です。

この記事の監修者
税理士
税理士。東京税理士会品川支部所属。日本税務会計学会訴訟部門所属。福島健太税理士事務所代表。不動産デベロッパーから税理士に転身した経歴をもつ不動産と税のスペシャリスト。共有持分で不動産を相続される方が相続税を相談する税理士として多くの顧客を得る。趣味は釣り。