基礎知識
作成日:2017.11.16
コンテンツ番号:0001
相続等によって共有名義の不動産を所有する機会は多岐に渡りますが、解消方法は主に3つです。
例を示しながら解消方法を説明します。
父が亡くなり90坪の土地を兄妹3人で相続することになりました。(長男、長女、次男)
不動産共有名義を解消する基本的な3つの方法
土地などを30坪ずつに分筆して共有している不動産をそれぞれの単独所有にする方法です。もっとも一般的ですが、土地の形状や道路状況などで誰がどこの部分を持つのか等で揉めることも多く話がまとまらないケースが多いです。
長女:自分は角地がいい! 次男:僕は西側の土地がほしい! 長男:面積を少し多めにほしい! |
共有状態の不動産全体をを一括売却し、その代金を持分割合に基づき配分する方法です。
これには共有者全員の同意が必要で、現金化するためシンプルでトラブルになりにくい解決方法ですが、特定の共有者が住んでいる場合、売却を拒むケースが多いのが実情です。
特定の共有者一人が不動産をすべて取得する代わりに、他の共有者に相当の代償金を支払う方法です。全体の不動産を取得(吸収)する共有者に支払い能力が求められ、代償金の価格について、適正価格の算出がポインになります。
※共有者間において著しく低い価格で取引をすると税務署から“低額譲渡”とみなされ、結果的により多くの税負担になってしまうことに注意が必要です!
共有者が多すぎたり、複雑な共有状態にある共有名義不動産の場合は、共有者間で上記のような解決方法が取れない場合もあります。
ただ複雑な共有状態にある共有名義不動産の場合は、上記のような解決方法が取れない場合もあります。
その際は、共有分のみを売却する方法もございます。
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