基礎知識
作成日:2017.03.27
意義:不動産に質権を設定すること
まず、「質権」とは質権設定者(債務者または第三者)から受け取った物を債権者が占有し、その物について他の債権者を差し置いて優先的に弁済を受けることができる権利です。
質権は物でも不動産でも設定できます。
不動産に質権を設定する場合を不動産質といいます。
質権は「占有移転」することが要件ですので、現実に不動産を債権者に引き渡す必要があります。
不動産質は、不動産を抵当権設定権者(債務者)の手もとに置いたまま使用・収益できる抵当権と異なり、債権者にとって管理などの面倒さがあり、現在ではほとんど利用されることはなくなっています。
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