外国人の投資家は増えているのか?
2015年ぐらいから東京オリンピックを見据えて海外投資家、中でも中国人が首都圏のマンションを購入しているという情報がニュースや新聞、Webメディアで報じられていたが、近年もairbnb(エアービーアンドビー)を代表に民泊が活況であり外国人投資家の不動産投資熱は、勢いを増しています。
各国の不動産利回り情報などがわかる「GLOBAL PROPERTY GUIDE」というサイトがありますが、海外から見た日本国内の不動産市場についてJapan’s housing market remains buoyant「日本の住宅市場は依然として好調」などの情報が確認できます。
海外の投資家が日本国内の不動産を購入するのは、当然利回りという収益性も魅力的ではありますが、その他の要素として他の国ではそもそも不動産が購入できない法律や規制があるケースが多く、日本は、海外投資家による不動産購入の規制などがない点などが買いやすい理由にもなっています。
また、不動産私募ファンドを組成・運用する三井住友トラスト基礎研究所のレポートによると海外投資家が日本の不動産に投資を行う理由の上位には、「イールドギャップにより相対的に魅力が高い」、「グローバルなポートフォリオの中でアロケーションしたい」、「インカムの安定性が高い」、「不動産市場の規模が大きい」 および「政治的・経済的な安定性が高い」との回答が並んだとのこと。これらの項目は過去の調査においても上位に挙げられており、海外投資家資金が日本の不動産市場へと向かう要因として定着しているのが分かります。
参考資料:三井住友トラスト基礎研究所(PDF)