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作成日:2020.03.03

相続放棄と共有持分

相続放棄と共有持分

コンテンツ番号:537

結婚する前に妹Cの旦那Bと私Aで半分ずつ住宅ローンを組み、甲家を購入しました。
結婚後、もう実家に住んでないのにローンを払い続けています。 もし、私が死んでしまうと自動的に娘に相続するのが困ります。
仮に娘が私名義の住宅ローンを相続放棄するとどうなりますか?
借金を娘に残したくないですが、一方でプラスになるのであれば財産を残したいと思っています。
とにかく娘の事が心配です。 いい方法はありますでしょうか。
アドバイスお願いします。 

相続放棄と共有持分

【詳細解説】

現状の状態で相続が発生(私Aが死亡)した場合

原則
現状の状態でAさんが死亡した場合には、Aさんの娘がAのすべてを相続することになります。プラスの財産も、マイナスの財産も全てです。

(相続の一般的効力)

民法896条:「相続人は、相続開始の時から、被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継する。・・・」

そうすると本件では、甲住宅のAの権利の部分を相続することになります。また、ローンが残っていればそのローンも当然相続することになり、返済の責任を負うことになります。

現状の状態で相続が発生(私Aが死亡)した場合

娘が相続放棄する場合

(相続の放棄の効力)

民法939条:「相続の放棄をした者は、その相続に関しては、初めから相続人とならなかったものとみなす。

相続放棄をすると初めから相続人とならなかったものとみなされてしまうので、相続におけるすべての権利を受け継ぐことはできなくなります。

ローン(借金)の部分はもちろん、プラス(家屋の権利)も全て相続できなくなります。

マイナスの財産とプラスの財産を比べて明らかにマイナスの財産が多い場合には、相続放棄をすることで娘が借金を相続せずにすみます。

 

限定承認による方法

Aさんの返済の状況によっては、相続財産がプラスになるのかマイナスになるのかわからないケースもあると思います。

相続発生後、そのような場合には、限定承認により相続する方法もあります。限定承認とは「相続によって得たプラス財産の限度において、被相続人の債務などのマイナスの財産を相続する」という制度です。

(限定承認)

民法922条:「相続人は、相続によって得た財産の限度においてのみ被相続人の債務及び遺贈を弁済すべきことを留保して、相続の承認をすることができる。」

便利なように聞こえますが、限定承認は家庭裁判所への申立てが非常に複雑で、準確定申告や譲渡所得税の申告が必要になる場合がほとんどとなります。

弁護士や司法書士等の法律に詳しい専門家に任せなければならないのはもちろん、限定承認の場合には、相続専門の税理士と連携して申立てすることが必須となります。

※逆に弁護士・司法書士に任せっきりにしてしまうと税金関係がわからないため、結果大変な金額の税金が請求される場合もあります。

やはり生前に整理する

娘さんのことを考えると、生前に整理をすることが一番良いのではないでしょうか。相続が発生した後に対処する方法もありますが、娘さん自身が行わなければならなりません。


本件の状況は甲家にAはすでに住んでいないことから、処分しても問題はない可能性が高いといえます。

そうであれば、BやCに買い取ってもらい、その金銭をローンの残債に充てることも方法の一つですし、BやCが買い取ってくれない場合には、第三者へ自己の共有持分のみを売却することで、金銭を得ることも可能です。

やはり生前に整理する

※BやCの承諾のもと、甲家全てを売却できる方が良いのですが、BCが現に住んでいるようですので、こちらは難しいかもしれません。

 

いかがでしたでしょうか。
問題を解決できるポイントはいくつもあるように感じますが、やはり、早く解決することが重要です。
残された家族が相続問題で崩壊してしまう…なんてこともよくある話です。

 

自分で想定していないことが起きてしまうのが相続問題です。
不安がある方は専門家にまずは相談してみるとよいでしょう。

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