相談事例
作成日:2017.04.26
コンテンツ番号:2378
共有状態の解消までの時間はどれくらいかかりますか、またどのような点でトラブルになることが多いですか。
期間:早ければ半年程度
多いトラブル:現物分割と(全面的)価格賠償の対立、現物分割の方法、全面的価格賠償の価格についての対立
不動産の共有を解消する際、各共有者の意見がある程度同じ方向であれば、そこまで長くはかかりません。
およそ半年あれば、共有関係が解消できるケースが多いです。
もちろん、各共有者の意見がバラバラという場合はそうはいきません、1年や場合によっては2年以上共有関係を解消するのに時間がかかるケースも見られます。
(1)現物分割と価格賠償の対立
こちらのケースは土地を現実に得たい共有者と金銭をもらいたい共有者がいる場合です。
例えば甲土地をABC3人で共有していた場合、甲土地を分筆してそれぞれの土地持分に応じて現実に分割したいAと、BCはBに甲地全部を買い取らせ、ACに価格賠償することで甲土地全部の所有権を得たい場合です。
(2)現物分割の方法
丙土地をABCが3分の1ずつ共有していた場合、現物分割することまでは同意が得られました。
さて、問題はここからです。
丙土地のどこをどのように3分の1ずつ分けるのか…
これがまさに問題となるのです。
例えば、公道に接しているか否か、日当たりの良し悪し、土地そもそもの形状等、各共有者が少しでも良い土地をと思うのは当然のことと言えます。
(3)全面的価格賠償の価格についての対立
こちらは、誰か一人に土地の所有権を完全に移し、持分に応じて価格賠償するにより共有関係を解消することまでは同意ができている場合です。
その賠償価格をどうするかでもめることがあります。
価格賠償をしなければならない共有者は少しでも支払額を低額にしたい…
一方受け取る者は少しでも支払われる額を上げたい…
妥協点がなかなか見つからないケースです…
共有は当事者間の合意で発生するだけでなく、相続でもなることが多いです。
土地の持分を相続したが、どうしていいかわからない…
他の親族と揉めている…
そのような場合は是非当社に一度ご相談ください。
共有不動産のプロたちが最適な方法での解決方法を提示させて頂きます。
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